門型マシニングセンタのような超大型の加工機では、なかなか実際の導入事例や導入後のユーザーの声といった情報を集めることにも苦労します。
ここでは、メーカー各社のページから門型マシニングセンタ導入の事例を集めましたので、是非ご参考ください。
現場の最優先課題は、機械の老朽化による稼働率の低下でした。
自動車メーカーが主要取引先となっているツバメックスでは、大型アウター部品の生産性向上や5面加工による傾斜面加工の停滞などの問題を急いで解決する必要に迫られていました。
その背景には、自動車メーカーからの大型アウター部品の受注が急増がありましたが、要求される加工面品位の精度が高く、また、加工機の精度の維持や後工程の手仕上げに膨大な時間や手間を費やしていました。
さらに、5面加工での傾斜面加工の生産性向上も必要でしたが、現状の機械設備だけでは、こうした状況を打開するのは難しくなっていました。
そこで、プロジェクトを結成し、剛性・加工精度・操作性の観点から、高精度5面加工の可能な門形マシニングセンタMCR-BⅤを選んで導入。
後工程のヤスリによる磨き作業の工数が約20%削減したほか、調整作業の工数、機械停止時間の削減などにより、生産性向上に大きく寄与しています。
参照元:オークマ株式会社 公式サイト (https://www.okuma.co.jp/case/tsubamex.html
ソウルの始興市にあるGOITECH社は、エンジンフードやドアの内外装フレームなどの自動車用プレス金型を手がける企業です。
こうした主要製品の他にも、超高張力鋼部品や室内の構造部品など多種多様な金型を取り扱っています。
同社では、大型の門形マシニングセンタ早くから導入。頻繁に加減速を繰り返す金型加工での寸法精度や品質向上が容易におこなえるようになり、金型製作のリードタイムも大幅に短縮することができるようになりました。
さらに、顧客が重視する面品位も美しくスピーディに実現。メーカーからも高い評価を得ています。
参照元:オークマ株式会社 公式サイト (https://www.okuma.co.jp/mcr-aniv/goitech.html
従業員1人当たりの残業時間が月平均60時間超と、「ブラック企業」といわれても仕方のない水準にあったタルイシ機工では、働き方改革を目指して愛知産業から5軸マシニングセンタやCAD/CAMソフトを導入しました。
その結果、残業時間の数字が改善するとともに、現場の人数をほぼ変えずに、売り上げが1.5倍に拡大。今後は人口減少が進み人出不足が懸念されることから、ロボットを使った自動化を検討しています。
参照元:愛知産業株式会社 公式サイト(インタビュー記事PDF)(https://www.aichi-sangyo.co.jp/products/lang/users-voice.html
幅広い分野からの受注に対応しているタマテックでは、加工不良が多いのが課題でした。
LANGのマクログリップを導入することで、段取り作業がしやすく、中心座標も安定。ワークの中心がテーブルの回転の中心と一致するため、事前の加工パスの調整も少なくて済みますので、機械の稼働率が上がり、無人運転の時間を増やせています。
今では同時5軸MCを新規導入する際に、パレット数と同数のマクログリップも購入するほどの必需品となっているそうです。
参照元:愛知産業株式会社 公式サイト(インタビュー記事PDF)(https://www.aichi-sangyo.co.jp/products/lang/users-voice.html
「イワシタ製品の良さは、位置決めの精度が高い上に、スピードがかなり速いこと」そう語るのは、さいたま市で金属加工を手掛ける千代田技工。
それまで使っていた同じスペックの機械と比べて、加工スピードは約1.8倍に上がりました。ニーズに対する反応が早く、自社の要望をできるだけ汲み取ってくれるとも言います。
千代田技工では、2014年からイワシタの長尺NC加工機をこれまでに3台導入していますが、その理由は「他社よりもバージョンが多く、顧客のニーズに応えてくれそうだと感じた」ということです。
「性能の良い機械だということがすぐ分かりました。位置決めの精度が高く、スピードがかなり速かった。(中略)これからも次々に導入して行きたいですね。」と語っています。
参照元:株式会社イワシタ 公式サイト (https://www.iwashita-net.com/interview
いずれの工場でも、新しい技術を搭載した機械をフル活用して、品質の工場や生産性の向上に役立てているのがわかりました。
具体的には、寸法などが安定することによる精度の向上や加工後のヤスリによる磨き時間を短縮することで、大物の金型製作のリードタイムを大幅に短縮できたり、加工精度を維持したまま加工時間を短縮し、生産性の向上に寄与しています。
モノづくりの現場には、ニーズに即応するための生産性の向上が常に求められており、最重要課題にもなっています。こうした現場の課題を解決するには、現状の機械設備だけでは解決が難しく、知能化技術といわれる工作機械のテクノロジーが大きなポイントになっているようです。
当サイト「パスルー」では、門型マシニングセンタの基礎知識や選び方のポイントをまとめた上で、国内メーカー17社を網羅的に調査。
求める機能や加工素材、工場規模など、自社環境に合わせて適切なメーカー選びができるよう、分かりやすくまとめました。
是非お役立てください。